愛知県豊田市 奇跡の桜・四季桜が織りなす秋の別世界

更新日:2018年10月08日(月)   
  

取材・文:MuuM編集部

更新日:2018年10月8日 7:00

鮮やかに染まる紅葉に、雪のように吹雪く薄紅の桜…愛知県豊田市小原地区の秋は、少し変わった景色が広がっています。季節外れのように感じる桜の正体は「四季桜」といい、春はもちろん、秋の彼岸頃から雪の降る冬にも花が咲くという全国的にも珍しい桜です。

 

春の桜のように鮮やかに咲いて散っていくのではなく、四季桜は次々に花が開いていき美しい花の時期を長く楽しめるのが特徴。ソメイヨシノより小さめで可愛らしい花をつけますが、たくさん咲くのでカスミソウのように華やかな印象があります。

 

この「四季桜」を楽しむことができる11月には、地区内4箇所に設けられた会場で「小原四季桜まつり」が開催され、地域が一体となって来場者をもてなし、年間約16万人(平成28年度)の観光客が訪れます。

 

小原四季桜(川見四季桜の里)

小原四季桜について

小原地区では地元の漢方医・藤本玄碩が初めて植えた四季桜に脚光を当て、昭和53年(1978)に小原村の木に制定されたことを機に、地域の方々の手で熱心に植栽が進められてきました。インクをひとつ垂らすかのように、ぽつぽつと色づきつつあらわれ、開花の時期はまるで一枚の絵のような美しい風景になる小原の四季桜。今では愛知県豊田市足助地区の香嵐渓と同様に、秋となれば大勢の人が訪れる景勝地となっています。この美しい景色は、地元の“花咲かじいさん”たちの地道な活動によるもので、現在、小原地区内には約1万本の四季桜が花を咲かせます。

住民が支える奇跡の桜・四季桜

現在、1200本の四季桜と600本の紅葉が同時に見られ、絶景とうたわれる「川見四季桜の里」も、川見町の有志約50人の活動によるものです。植栽とは植えて終わりではありません。苗木が雑草に負けなくなる背丈になるまでは、「剪定」「施肥」などの手入れがかかせません。また、夏場の草刈、石交じりの山を切り崩しながらの散策路の整備などの過酷な作業も、この景観を生むために必要な手入れです。他にも、地元中学校でも新入生が四季桜の挿し木を行い、3年間大切に育てて卒業のとき自宅に持ち帰り、地域に植えて四季桜を増やす取り組みを行っています。

 

このように、四季桜は長い間、小原地区を支える一方で、地域住民によって大切に守られてきました。そして、四季桜を愛する心は若い世代へと受継がれ、これからも大切に守られていきます。ここでしか見られない絶景は”花咲かじいさん”と、その子供や孫世代の地元を愛する思いが長年かけて生み出した奇跡といえるのかもしれません。

四季桜の品種

四季桜は豊田市小原地区周辺で植栽されているヒガンザクラの地方型で、小原地区特産の桜。春はもちろん、秋の彼岸頃から雪の降る冬にも花が咲くので、四季に咲く桜という意味から四季桜と名づけられました。親は、マメザクラ×エドヒガンでその種間雑種と考えられています。一重5弁の平開形、白また淡紅色の小さな花を数多くつけます。

豊田市小原四季桜まつりのイベント情報(詳細)

イベント名豊田市小原四季桜まつり
会場愛知県豊田市 小原ふれあい公園、川見四季桜の里 ほか
アクセス:東海環状自動車道「豊田藤岡IC」より約30分
開催日時2018年11月1日(木)~2018年11月30日(金)
ホームページhttps://www.tourismtoyota.jp/spots/detail/291/?bl=skz

提供:@Press

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